子供がケガをした場合の保険金支払いについて
人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険でカバーOK
「車に乗ろうとしてドアに指を挟んでしまった」といったケースの場合、車に搭乗しようとして起こった偶然の事故となるため、搭乗者のケガを補償できる「人身傷害補償」「搭乗者傷害」の2つの保険でカバーをすることが可能です。
※人身傷害補償保険とは?
ご契約のお車に乗車中の方が怪我したり、死亡した場合に過失割合に関わらずに支払われる保険のことです。
例えば、事故によってケガをして100万円の治療費がかかる場合、相手の保険からは過失割合によって全額がカバーできませんが、この保険をつかうことで全額を補償することが可能になります。
※搭乗者傷害保険とは?
契約をしている車に乗っている人が、事故により障害や後遺症を負った場合に払われる保険金のことを指します。(死亡した場合も含む)
本保険を利用できるのは、運転手を含め「車に搭乗していたすべての人」が対象となります。
保険金が支払われるポイントは「搭乗したかどうか」
車に乗って指を挟んだ、降りようとして足を挫いてしまった、といった動作は車に搭乗する動作としてみなされるため、一般的には保険金の支払いが可能です。なお、ここでよく言われることとしては「搭乗しているかどうか」といった定義付けがポイントになります。搭乗したかの定義については”座席シートに搭乗するまでの一連の動作”と定義されていたり”乗車のためにドアに手をかけてから、降車をしてドアから手を離すまで”と言われる場合もあり、正解はありません。しかし、車に乗り降りするまでにケガをしたら対象、といった大枠でまずは覚えておきましょう。
自分で判断するよりプロに相談を
子供が指を怪我したとき、ご自身で「これはすぐ治るから大丈夫だろう」と判断をして、後日、骨にヒビが入っていたため数日通院することになった、といったケースの場合通院費がかかります。そうした事例のほか、車が関係した事故については保険会社や代理店へ一度相談することをおすすめします。なお、搭乗者傷害、人身傷害の2つの保険は、その保険のみの利用であれば次年度の等級に影響を受けることはありませんので、お気軽に相談をしてみてくださいね。