無事故でも自動車保険料が上がってしまうケース
事故を起こすと等級がさがって自動車保険料があがってしまうのは当然ですが、では無事故の場合でも自動車保険料はあがるのでしょうか。正解は「上がることがある」です。無事故でも自動車保険料があがってしまうとはどういったケースでしょうか。今回はそんな疑問にお答えします。
自動車保険料は等級によって保険料が決まります。
自動車保険の保険料は、加入後の等級によって保険料が決まります。新規加入時は、6等級からスタートし、保険利用が1年間ない場合、翌年の等級が1つあがります。等級があがれば、保険料が安くなり、等級がさがれば保険料が上がるといった仕組みです。なお、等級は1~20までわかれており、数字が小さいほど保険料が高くなります。
※等級について詳しく知りたい方は「自動車保険の「等級」について教えてください」を御覧ください。
自然災害やもらい事故で保険を使ってしまうと等級もさがってしまう。
自動車保険に加入している方からたまに聞くのは「今年1年事故を起こしてないのに、保険料があがってしまった」というお声です。その場合よくあるケースでは「いたずらで窓ガラスを割られた」「豪雨で車が水没してしまった」というケースで保険の補償を使用した場合です。直接の事故ではありませんが、そういった場合にも補償を受けることは可能です。ただしそのために等級があがってしまい、無事故でも保険料があがるといった事態になります。
無事故だったからではなく、自動車保険を利用したかどうかがポイントです。
先にも述べたとおり、自動車保険料が高くなるポイントは、事故を起こしたかではなく「加入している自動車保険を使用したかどうか」です。自然災害やいたずらなど、保険適用される項目は意外とあります。保険を利用する際には翌年の保険料のことも考えて利用するといいでしょう。