自動車保険は年齢が若いほど事故の危険性が高いと判定

後輩に自動車を運転させている

家族ぐるみで付き合いのある職場の後輩と一緒にレジャーに出かけると、途中で運転を代わってもらうことがあるのですが、そのために保険料が高くなるのはもったいない気がします。何かよい方法は?

自動車保険では、主に運転する方を中心にリスクを算定しています。ほとんどの自動車保険では、年齢が若いほど、事故の危険性が高いと判定し、保険料を定めています。従って、一般に年齢条件の基準が広いほど(若い方まで運転者として設定すること、最も広い条件は「年齢を問わず補償」となり、何歳の方が運転しても補償されます)、保険料が高くなります。

さて、職場の後輩ということですが、お車を運転される以上は、年齢条件の判定に加味するというのが自動車保険の基本的な考え方です。しかしながら、日常生活において頻繁に運転するドライバーと、たまのレジャーのみで運転するドライバーを同じようにカウントするのは不合理な気がします。

最近の自動車保険では、友人・知人が運転する場合には、年齢条件に加味しなくてよいというのが主流になりつつあります。こうした保険会社では、友人・知人だけでなく、離れて暮らしている未婚のお子さんも年齢条件には入れないようになっています。帰省したときだけ運転する息子さんは、日常的に運転するわけではありませんから、保険料を割り増しにしなくてはならないほど、事故のリスクが高いわけではないと考えているわけです。

こうした条件も、最近では頻繁に改訂が行なわれています。自動車保険を選ぶときには、まず、誰が運転する可能性があるのか正しく把握することは大前提となりますが、そのうえで、保険料の見積もりをするためには、各保険会社のルールに従って条件設定をする必要があります。

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