「運転者家族限定特約」のついた友人の車で事故を起こした場合のケーススタディ

家族以外の人が家族限定特約のついた車で事故を起こした

友人と車を取り替えて走り出した直後、急なコーナーでハンドル操作をミスし、対向車と接触事故を起こしてしまいました。友人の車の保険はなんと「家族限定特約」付きだというのです。確か、あれがついていると、家族以外が運転して事故を起こしたときは、保険の対象外なんですよね……。被害者への賠償はいったいどうしたらいいでしょうか?

たしかに、「運転者家族限定特約」付きの保険では、あなたが運転して事故を起こしても対象外です。でも、安心してください。まず相手の方のけがについては、お友達の車についている自賠責保険を使うことができます(ケガの場合120万円が上限)。そのほか、あなたの車の保険に「他車運転危険補償特約」がついていれば、今回のように「他の車」を運転して事故を起こした場合でも、被害者に対して、対人・対物賠償責任保険が支払われます。

ワンポイントアドバイス
  • 「他の車」は、自家用8車種の範囲であればOKですが、配偶者や同居の親族の名義になっている車や常時使用している車は「他の車」とはみなされません。
  • 保険金の支払いは「他の車」を臨時で借りたときに限られます。仕事で会社の車を運転する場合は、対象外です。

その他「運転する人によって保険料が大きく違う!」カテゴリのアドバイス

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