運転中、いきなり異音がしたらパニックになって慌てちゃいそうです・・・。そんな時どんな対処すればいいのだろう?
そうですね、エンジンから異音がしてきたら、ビックリしますね。またどのように対処すればいいかも、分かりませんよね。
事前に対処方法を覚えておくと助かりますね。
異音がする
自動車のメカに詳しい人はともかく、エンジンルームを開けること自体、ためらわれる方が多いと思います。最近の自動車保険の多くは無料ロードサービスを付帯しているので、自走不能となったときには、レッカーが駆けつけてくれるようになっています。自動車保険は、いざという時には心強い味方と言えますが、できればそんな状況になりたくないですよね。ということで、不具合の早期発見に努めましょう。
とにかく停車して点検
エンジンルームから異音がしたらどうしたらいいか? もし走行中なら、なるべく早く安全な場所で停車すること。というのもエンジンルーム内からの異音は、全て良くない兆候だからだ。大きなトラブル発生だと考えるべきである。まずボンネットを開けてみよう。確認するのはベルト類。エンジンの端に、必ず複数のベルトが掛かっているだろう。発電器やエアコンのコンプレッサーなどを駆動するためのもの。これが切れると「バチン!」とか「ベシッ!」系の大きな音を出す。
運悪くパワステポンプのベルト切れだと、その瞬間にハンドルがガクッと重くなってしまう。発電器のベルト切れも、インパネに赤い警告灯が点くので解る。問題はウォーターポンプ系。しばらくするとベルトが脱落してしまい異音も消えるから、そのまま走ってしまうかもこともある。となるとオーバーヒートなど起こし、大きなトラブルになってしまう。いずれも音を感じた時点で止まるべきだ。ベルト類が消えていれば、その場でJAFなど呼ぶこと。車に詳しい人ならば、ここで一つの選択が可能。チェックして、ウォーターポンプ側のベルトさえ切れていないなら、遠くない距離のみ走れる。5分または5kmくらいを目安に修理工場を探すこと。
エンジン本体から音が出てるようだと、これはもう完全にアウト。オイル切れによる焼き付きか、パワーまで落ちてしまっていたらタイミングベルト切れ(10万km以上走るとバルブを駆動するベルトが寿命で切れる)だと思われる。無理して走るとさらにダメージが拡大するから、迷わずその場で車の利用を諦め助けを呼ぶこと。エンジン本体から異音が出ているのに大きなトラブルになっていない、という確率は非常に低いのだ。乗る前はオイル点検し、10万km毎のタイミングベルト交換を必ず行って欲しい。
エンジンは掛かるのにライトが点かない
自動車のトラブルだったら、自動車保険に付帯したロードサービスが頼りになります。でもセルフチェックで解決できれば、同乗する家族や恋人のあなたを見る目も変わるはず。ということで、自動車保険のロードサービスをコールする前にチェックするポイントを紹介します。
ヒューズボックスを確認
少し古い自動車に多く出るトラブルがヒューズ切れである。例えば「エンジンは始動するのにウインカーが点かない」とか「オーディオのスイッチを入れたのに全く反応ない」といった類のもの。輸入車など顕著に発生しがち。経年劣化していくと、電気系統のコネクターなども腐食し、突如大きな電流が流れてしまう。電気機器の方は必要以上の電流を嫌うため(いわゆるショートと呼ばれる現象も過大電流)、途中にヒューズを設けるのがセオリー。すなわちショートした時はヒューズを切って守るというもの。これはもう一般家庭と同じだと思えばよい。
ヒューズ切れかどうかの判断は簡単。もし電気系全体がダメになっていれば、ライトもホーンもセルも回らなくなる。ヒューズ切れは、複数の電気系が同時にダメになってしまうことはないと思っていい。セルが回ってるのに作動しない電気系もあれば、ヒューズを疑うこと。ではどうやって調べたらいいか?最初にしなければならないのが、車載の取扱い説明書を読むこと。たいていのモデルは『ヒューズ』という項目を立ててあり、読むと場所やそれぞれのヒューズの役割などを明記してある。非常に懇切丁寧に表示されており、ヘッドライトやオーディオなど各ヒューズの担当部位まで書いてあるほど。
もしワイパーが動かなければ、そこのヒューズを取り外しスペアのヒューズに交換してみよう(同じ数字のヒューズを使うこと)。これでキチンと作動するようになると思う。作動せず、またもやヒューズが切れるようだと修理工場にいかないと難しいトラブルの可能性大。度々同じヒューズが切れるようなら、少し大きい数字のヒューズに換えるのも手。10(単位はアンペア)なら15にしてもればいい。それでも切れるようなら正真正銘のトラブル。すぐ修理工場に持って行くべきだ。ヒューズの交換をする際は、必ずキーをオフにしておくように。