車の修理費が出ないケース
佐々木さんは、子供の高校進学で家計がたいへんになってきたので、自動車保険がもっと安くならないか代理店のAさんに相談してみたら、「だったら安いほうの車両保険にしておきますよ」と言われたので、先月の満期時に切り替えてもらいました。ところが先日の大雪でスリップ事故(単独)を起こしてしまい、車が大破しました。佐々木さんは、当然のように車両保険で直せるものと思って保険会社に事故の報告をしたところ、「え、でない?!」
このケースの場合、佐々木さんが入った車両保険は、「エコノミー車両保険(車対車+A)」という盗難、台風などの危険や車と車の事故で、かつ相手自動車とその運転者または所有者が確認できる場合に限り保険を適用するという「リスクを限定した車両保険」だったために、このような相手のいない単独事故のケースでは保険金が支払われなかったのです。「安いから...」というだけで判断せず、必ずその補償内容を確認の上、加入されることが、後悔しない保険の入り方です。