賃貸向けの火災保険

賃貸住宅の場合、建物はご自身の所有物ではないので火災保険は不要と考えがちですが、火事になれば住居内の家財道具が燃えてしまう可能性があるので、「家財」に対する火災保険が必要です。

家財とは、家具や家電、食器、衣服などお家の中にある様々な日常生活で必要となるものです。

では家財に対する補償だけで十分でしょうか。
万が一、賃借人が失火などにより借用中の住宅へ損害を与えた場合は家主に対して賠償責任を負うことになります。そのため、家財の補償にプラスして「借家人賠償責任保険」を特約で付帯しておく必要があります。

借家人賠償とは・・・偶然な事故によって借用戸室に損害を与え、貸主に対して法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償します。

加入しておくと安心な特約がもう1つあります。
それは「個人賠償責任補償特約」です。
日常生活における賠償事故を補償する特約で、例えば水漏れで階下の住人へ損害を与えてしまった場合などに補償されます。
この特約は、自動車保険や傷害保険、自転車保険などですでに付帯している可能性もあるため、一度ご加入状況を確認することが必要です。

万が一、現在加入されていない場合は、火災保険に付帯することをオススメします。
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