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国内旅行保険で飛行機に関するトラブルは補償される?保険に加入するべきケースも解説
新型コロナウイルスの感染が拡大したことで旅行の機会は減り、旅行好きにはつらい日々が続いています。コロナ終息後の旅行を楽しみにしている方も多いでしょう。
ケガや盗難、ロストバゲージなど、旅行中にはトラブルが付きものです。安心して旅行を楽しむために、これらのトラブルに対応できる「国内旅行保険」を検討しましょう。保険の種類によって補償範囲が異なりますが、本記事では以下のポイントを押さえることができます。
- 飛行機トラブルに備える国内旅行保険の補償内容
- 飛行機トラブル以外のトラブルに備える国内旅行保険の補償内容
- 国内旅行保険に加入すべきケース
本記事では、国内旅行中に起こる飛行機トラブルとそれ以外のトラブルに分けて、「それぞれどのように保険で備えられるか」を解説します。特に旅行中に生じやすいケガや盗難などのトラブルには、しっかり備えておきましょう。
飛行機トラブルに備える国内旅行保険の補償内容は?
まずは、よくある飛行機トラブルをご紹介します。
国内旅行での飛行機トラブルにはどんなものがある?
主な飛行機トラブルには、以下のようなものがあります。
- 飛行機が運休し宿泊費などの追加費用が発生した
- 預けたキャリーバッグが別の飛行機で運ばれてしまった
それぞれについて見ていきましょう。
・飛行機が運休し宿泊費などの追加費用が発生した
天候不良や機材トラブルなどで、飛行機が飛ばなくなってしまうトラブルです。代替機の用意ができない場合は、想定外の宿泊費や交通費が発生することがあります。
・預けたキャリーバッグが別の飛行機で運ばれてしまった
預けた荷物が、何らかの理由で搭乗便ではない便に載せられてしまう「ロストバゲージ」と呼ばれるトラブルです。国内線なら見つかることも多いでしょうが、衣類などの生活必需品を買わなければならないなど、緊急の出費が生じることもあります。
飛行機トラブルを補償する国内旅行保険は?
以下のような補償が付いている場合は、上述の飛行機トラブルで保険金を受け取れる可能性があります。
【飛行機トラブルに対応する国内旅行保険の補償内容】
- 出発(乗継)遅延費用等保険金
- 寄託手荷物遅延(紛失)費用保険金
それぞれについて解説します。
・出発(乗継)遅延費用等保険金
「出発(乗継)遅延費用等保険金」は飛行機の運休や一定以上の遅れが原因で、想定外の費用が発生したときに保険金を受け取れるものです。宿泊費や交通費などの費用が補償されます。
飛行機の運休や遅延トラブルは意外に多く、経験がある方もいるでしょう。そのような場合でも「出発(乗継)遅延費用等保険金」があれば保険金を受け取れるので、安心して旅行を続けられるでしょう。
・寄託手荷物遅延(紛失)費用保険金
「預託手荷物遅延(紛失)費用保険金」は、ロストバッゲージのために発生した想定外の費用を補償するものです。トラブルから一定時間以内に購入した衣類や生活必需品を買った場合、その費用が補償されます。
ロストバッゲージは頻繁に起こるものではありませんが、いざというときに補償を受けられるのは心強いですね。
補償されないのはどのようなこと?
ここで、国内旅行保険で補償されないケースも確認しておきましょう。
【国内旅行保険で補償されない飛行機トラブルの例】
- 病気やケガなどで飛行機をキャンセルしなければならない場合
- 地震や噴火、津波が原因によるもの
「出発(乗継)遅延費用等保険金」は飛行機の運休や遅延を補償するものであり、その他の理由で発生した費用は補償されません。
地震や噴火、津波などを原因としたトラブルも補償の対象外です。国内旅行保険のほか、多くの保険がこれらの災害を対象外としているため注意しましょう。
飛行機トラブル以外のトラブルに備える国内旅行保険を検討すべきケース
どんなときに国内旅行保険に加入すればよいのでしょうか。本記事では、以下のような場合に国内旅行保険への加入をおすすめします。
【国内旅行保険への加入を検討すべきケース】
- 高齢の場合
- クレジットカード付帯保険の条件を満たさなかったとき
- 個人賠償責任保険に加入していない場合
- カメラなど高価な物を携行する場合
それぞれについて、簡単に解説します。
高齢の場合
高齢者はケガのリスクが高いとされます。特に旅行中は慣れない場所を長時間歩くこともあるため、普段よりもケガの可能性は高くなるため、国内旅行保険でケガに備えておくことをおすすめします。
クレジットカード付帯保険の条件を満たさなかったとき
国内旅行保険は、クレジットカードの特典として付帯しているケースが多いのですが、補償を受けるためには条件を満たす必要があります。
クレジットカードに付帯する国内旅行保険の補償を受けるには、基本的にその旅行の費用を当該クレジットカードで支払っておく必要があります。クレジットカード以外の方法で支払っていた場合は、補償を受けられないケースが多いです。
「保険はクレジットカードに付帯しているから大丈夫」と勘違いしている方は、少なくありませんが、旅行の費用をクレジットカードで支払っていない場合は、別途国内旅行保険への加入が必要となる場合もあります。ご自身のクレジットカード付帯保険の内容をよく確認するようにしましょう。
※この比較表示には保険商品内容の全てが記載されているわけではありませんので、あくまで参考表示としてご利用ください。また、必ず、「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。
個人賠償責任保険に加入していない場合
個人賠償責任保険に加入していない場合も、国内旅行保険への加入を検討しましょう。賠償責任危険担保特約は賠償責任保険金を受け取れる補償で、多くの国内旅行保険に付帯されています。
損害を与えた方への賠償は、時にとても重い負担となります。まだ加入していない方は、国内旅行保険に加入することをおすすめします。
クレジットカードに付帯している国内旅行保険には、「賠償責任危険担保特約」が含まれないものが多いため注意してください。
カメラなど高価な物を携行する場合
旅行には貴重品を携行しないほうがよいのですが、どうしても携行しなければならないこともあるでしょう。例えばカメラやコート、バッグなどです。
これらを携行する場合は、「携行品損害保険金」が付帯している国内旅行保険への加入を検討しましょう。破損や盗難時の損害が補償されます。
ただし、有価証券などは一般的に「携行品損害保険金」の対象外なので注意しましょう。
※本記事は2021年8月15日時点の内容であり、将来の商品改定によっては内容が変更になる可能性がございます。