海外旅行中にテロにあったらどうすればいいの?
旅先の最新情報を確認しましょう
海外旅行保険とは、旅行中の様々なトラブルに備える保険であり、旅行目的で自宅を出て、再び自宅に戻るまでの、ケガや急な病気、携行品の盗難などの持ち物の損害、他人や物に損害を与えてしまった場合の賠償などを補償する保険です。
2015年11月13日、フランスのパリ及び同近郊で、多数が死傷する同時多発テロ事件が発生したこともあり、旅行中に様々な危機に遭遇する可能性も否定ができません。海外旅行に行く前には、最近のテロ等の治安情勢を踏まえた十分な注意が必要となります。
なお、万が一テロに巻き込まれ、ケガをした場合の治療費用等は、海外旅行保険で補償されることがほとんどです。
感染症が発生しているかどうかもチェックしましょう
海外旅行に行く場合には、旅行を計画する段階から、旅行先の国や地域に発出されている海外安全情報をよく確認し、自分で安全確保に努める必要があります。旅行の計画時には、旅行先の治安や犯罪の傾向、政治や生活環境、感染症や自然災害の頻度などを調べ、旅行の出発前には、旅行先の国や地域の最新の海外安全情報を確認することが注意となります。
また、旅行に行く前にテロや暴動が起こった場合には、旅行を中止するなど、危機回避に努めましょう。特に年末年始など旅行先で多数のイベントが開催される時期の旅行の場合には、テロの標的となりやすいような観光施設やショッピングセンター、市場など不特定多数が集まる場所は、特に周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるなどの安全確保に十分注意しましょう。
(外務省海外安全ホームページより抜粋 )
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
テロや戦争に巻き込まれた場合、保険金がおりないことも…
多くの海外旅行保険では、戦争や武力行使、革命や政権奪取、内乱、武装反乱などは海外旅行保険の免責事項となっており、これらを原因としてケガをした場合には、治療費用に対する保険金が支払われません。つまり、戦争などが起きている国や地域へ旅行した場合、その国や地域でテロや暴動に巻き込まれたとしても、戦争とみなされ保険金は受け取れないことになります。
戦争状態など免責事項にあてはまらない国や地域において、テロ組織によるテロや突発的な暴動があった場合には、海外旅行保険の対象となりますので、海外旅行保険に加入する際には、どのような場合に免責となるのかを確認し、不明点は保険代理店に確認してから契約しましょう。
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